NEWS

令和8年 七月場所 トピックス

場所中の話題を日ごとにまとめています。見出しをタップすると本文が開きます。

2026.07.26

  • 07/26熱海富士と霧島も12勝 決定戦進出の充実、それぞれの次へ

    優勝決定戦に進んだ熱海富士と霧島も、それぞれ12勝3敗の好成績で場所を終えた。関脇・熱海富士は千秋楽の本割で安青錦を押し出し、一度は自力で優勝の可能性をつかんでいる。今場所は琴櫻との長年の相性の壁も破っており、三役定着を超えた地力の充実がうかがえた。大関・霧島は千秋楽に琴櫻を寄り切って12勝目。綱とりは実らなかったものの、序盤から安定した相撲を続け、来場所以降へ十分な手応えを残す内容となった。優勝争いを最後まで三つ巴に持ち込んだ二人の存在が、この名古屋場所を締まったものにした。

  • 07/26安青錦が優勝、大関復帰と同時達成は史上初 「まだまだ、これから」

    22歳の関脇・安青錦が、三つ巴の優勝決定戦を制して賜杯を抱いた。かど番だった先場所を全休し、10勝を条件とした特例での大関復帰がかかった今場所。その条件を十一日目に満たすと、そのまま優勝争いの先頭を走り続けた。大関復帰と優勝の同時達成は史上初めてとなる。序盤から両横綱を連日で撃破し、左足を痛めながらも15日間を取り切った。取組後、けがについて問われると「相撲の話をしましょう」と制し、「まだまだ、これから」と静かに語った。ウクライナ出身、安治川部屋。技術だけでなく、不屈の精神を示した15日間だった。

  • 07/26千秋楽 — 三つ巴の決定戦を安青錦が制す、大関復帰と優勝を同時達成

    単独トップの安青錦が本割で熱海富士に押し出されて12勝3敗となり、霧島も琴櫻を寄り切って三人が並んだ。優勝は三つ巴の決定戦へ。これを制したのは安青錦で、3度目の賜杯を手にした。特例による大関復帰と優勝を同時に果たしたのは史上初。横綱・大の里は琴勝峰を押し倒して9勝で場所を終えた。

2026.07.25

  • 07/25横綱・豊昇龍が十四日目から休場 右太もも裏を痛め、在位9場所で4度目

    横綱・豊昇龍が、十四日目から休場した。右太もも裏などの負傷によるもので、対戦相手だった霧島は不戦勝となった。すでに勝ち越しは決めていたものの、今場所は序盤に藤ノ川へ金星を配給するなど苦しい相撲が続いていた。横綱在位9場所での休場はこれで4度目、2場所連続でもある。角界の最高位に座る者に求められる安定感という点で、厳しい評価は避けられない。名古屋の土俵を去る形となったが、まずは体を治し、秋場所での立て直しに期待したい。

  • 07/25安青錦、12勝目で優勝に王手 千秋楽に1勝すれば賜杯

    十四日目、安青錦が優勝への最後の関門を越えた。相手は10勝を挙げていた尊富士。立ち合いから前に出ると、土俵際で相手の体をあずけるように寄り倒し、12勝目を手にした。すでに大関復帰を決めている22歳は、これで3度目の優勝に王手。千秋楽に勝てば自力で賜杯を抱き、敗れても追う霧島・熱海富士がともに敗れれば優勝が決まる。今場所は両横綱を連日で撃破し、痛めた左足を引きずりながら白星を重ねてきた。ウクライナから来た若者が、名古屋で最も高い場所に手をかけている。

  • 07/25十四日目終了 — 安青錦が12勝目で優勝に王手、霧島・熱海富士が1差で追う

    単独トップの安青錦が尊富士を寄り倒して12勝目を挙げ、3度目の優勝に王手をかけた。追う霧島は横綱・豊昇龍の休場により不戦勝、熱海富士も獅司を押し出してともに11勝で踏みとどまっている。大の里は琴櫻を寄り切って勝ち越しを決めた。安青錦は千秋楽に勝てば自力で賜杯を手にする。

2026.07.24

  • 07/243敗4人の生存競争 — 十四日目は尊富士×安青錦、熱海富士×獅司の潰し合い

    安青錦を追う3敗グループは霧島・熱海富士・尊富士・獅司の4人。十四日目の割は、その生存競争を一気に加速させる組み合わせとなった。尊富士は首位の安青錦との直接対決に勝てば、優勝争いは千秋楽までもつれる。熱海富士と獅司は3敗同士の潰し合いで、敗れた方は事実上脱落。霧島は横綱・豊昇龍との一番に勝って望みをつなぐしかない。豊昇龍を寄り倒して急浮上した熱海富士は、琴櫻・大の里も破っており終盤の勢いは首位勢に劣らない。誰が千秋楽に望みを残すのか——十四日目は一番も落とせない。

  • 07/24安青錦、天王山を肩透かしで制す 「相性」を実力に変えて優勝へ前進

    満員の館内が待った首位直接対決は、あっけないほど鮮やかに決まった。綱とりへ懸ける霧島が鋭く踏み込んだ刹那、安青錦は体を開いて肩透かし。泳いだ大関が土俵に手をつくまで、わずか数秒だった。これまでの対戦でも大きく勝ち越してきた相手だが、この日は相性以上に、集中力と冷静さの差が出た一番だった。11勝2敗で単独トップに復帰し、大関復帰を決めた場所でそのまま初賜杯へ——十四日目に尊富士を下せば、優勝へ王手がかかる。左足の不安を抱えながら、22歳の夏はまだ加速している。

  • 07/24十三日目終了 — 安青錦が天王山制し単独トップ、霧島は3敗で綱とり黄信号

    首位で並んだ霧島との直接対決を、安青錦が肩透かしで制して11勝2敗の単独トップに。霧島は3敗に後退し綱とりへ黄信号が灯った。大の里は尊富士を寄り切って意地を見せ、琴櫻も獅司を破って連日の首位勢撃破。熱海富士は豊昇龍を寄り倒して10勝3敗で追走に加わった。3敗は霧島・熱海富士・尊富士・獅司の4人。

2026.07.23

  • 07/23関脇・大関・平幕2人 — 10勝2敗の4人が並ぶ、めったにない終盤戦へ

    残り3日で首位に並ぶのは、大関復帰を決めた関脇・安青錦、綱とりの大関・霧島、そして平幕の尊富士と獅司の4人。三役の実力者2人に平幕2人が食らいつく形の優勝争いは、近年でもめったに見られない。安青錦と霧島は十三日目に直接対決が組まれており、事実上の天王山となる。尊富士は伊勢ヶ濱部屋の再入幕組として、獅司はウクライナ出身力士として、それぞれ初賜杯への挑戦。誰が勝っても物語になる千秋楽への3日間が始まる。

  • 07/23霧島、11戦目で初めて大の里を撃破 得意のとったりで綱とりに望み

    一度も勝てたことのない相手が、最も大事な場面で立ちはだかった——そして、その壁を破った。十二日目、大関・霧島は横綱・大の里との一番に、これまで10戦全敗。しかしこの日は立ち合いから鋭く踏み込み、相手の腕を手繰る得意のとったりで横綱を裏返した。11戦目にしての初白星は、綱とりの正念場での値千金の一番。これで10勝2敗とし、首位グループに踏みとどまった。土俵下では表情を崩さなかったが、モンゴル出身の30歳にとって、キャリアの重い扉をひとつ開けた一番であることは間違いない。残り3日、綱とりと優勝の両方がまだ視界にある。

  • 07/23十二日目終了 — 安青錦に土、10勝2敗で4人が並ぶ大混戦に

    単独トップだった安青錦が関脇対決で琴勝峰に押し出され2敗目。追う霧島は一度も勝てていなかった大の里を11戦目で初めて破り、とったりで綱とりへ望みをつないだ。尊富士・獅司も勝ち、安青錦・霧島・尊富士・獅司の4人が10勝2敗で並ぶ展開に。琴栄峰は熱海富士に敗れて後退、琴櫻は豊昇龍を破る意地を見せた。

2026.07.22

  • 07/22獅司、琴栄峰の連勝を9で止める 平幕対決を制して自らは2敗で再浮上

    優勝争いを大きく動かす平幕対決だった。1敗で首位に並んでいた琴栄峰に対し、獅司が立ち合いから休まず攻めて寄り倒し。初日から続いていた琴栄峰の連勝を9で止め、単独トップの座を安青錦に明け渡させた。勝った獅司は序盤の全勝から一時後退していたが、これで2敗をキープして再び優勝圏内に浮上。ウクライナ出身同士による千秋楽での「安青錦との直接対決」も現実味を帯びてきた。敗れた琴栄峰も依然2敗で、5人が並ぶ追走集団の一角として終盤戦に臨む。

  • 07/22安青錦、1場所での大関返り咲き決定 史上8例目「今回は特別にうれしい」

    関脇・安青錦が十一日目、豪ノ山を寄り切って10勝1敗とし、特例による大関復帰を決めた。先場所を全休して関脇に陥落した直後の場所で10勝以上を挙げる「1場所での返り咲き」は、2019年九州場所の貴景勝以来で史上8例目。取組後は「これまでは10番勝ってもうれしい気持ちはなかったけど、今回は特別。普通にうれしいです」と、いつも表情を変えない22歳が笑みを見せ、「不安も怖さもありながらやってきた。自分のことを信じ続けたのが大きかった」と振り返った。痛めた左足での連日の熱戦に、八角理事長も「けがをしても勝っているのは、上位にいくために必要なこと」と称えた。単独トップで残り4日、次の目標は初賜杯である。

  • 07/22十一日目終了 — 安青錦が10勝到達で大関復帰決定、優勝争いも単独トップ

    安青錦が豪ノ山を寄り切って10勝目を挙げ、特例による1場所での大関復帰を確定させた。並走していた琴栄峰は獅司に寄り倒されて9連勝でストップし、安青錦が優勝争いでも単独トップに。2敗で霧島・高安・尊富士・琴栄峰・獅司が追う。大の里は熱海富士に敗れ、豊昇龍は琴勝峰を上手投げで下した。

2026.07.21

  • 07/21琴栄峰、初日の黒星から9連勝 珍手・切り返しで阿炎を下し1敗キープ

    初日に土がついたときは、誰もこの展開を想像しなかったはずだ。前頭七枚目の琴栄峰が、そこから一つも星を落とさず9連勝。十日目は突っ込んでくる阿炎を、珍しい決まり手の切り返しで転がしてみせた。千葉県出身、佐渡ヶ嶽部屋。派手さはないが、下からあてがい、慌てず相手の力を利用する取り口が終盤まで崩れない。気がつけば安青錦と並ぶ1敗で、優勝争いの当事者である。十一日目以降は上位との対戦が組まれる可能性もあり、この伏兵がどこまで走るのか、名古屋の残り5日の大きな見どころだ。

  • 07/21安青錦、痛む左足で連日の横綱撃破 大関復帰と優勝へ「王手」の9勝目

    十日目の結び前、安青錦がまた館内を沸かせた。相手は横綱・豊昇龍。低く鋭い立ち合いから左上手を引くと、回り込みながらの上手投げで横綱を裏返した。前日の大の里戦に続く連日の横綱撃破で、星は9勝1敗。左足を引きずりながら土俵を下りる姿に場内から心配の声も上がったが、本人は表情を変えない。先場所を全休して関脇に陥落した22歳は、今場所10勝を挙げれば特例で大関に復帰できる。その資格回復まで、ついにあと1勝。優勝争いでも琴栄峰と並ぶトップで、名古屋の主役はいま、間違いなくこの男である。

  • 07/21十日目終了 — 安青錦が両横綱連破で大関復帰に王手、琴栄峰も1敗キープ

    安青錦が豊昇龍を上手投げで下し、前日の大の里戦に続く連日の横綱撃破で9勝目。特例での大関復帰に必要な10勝まであと1勝とした。初日から巻き返す琴栄峰も阿炎を切り返しで破って9連勝で並走。2敗では霧島・朝乃山・高安・尊富士が続き、全勝だった獅司は連敗で後退。大の里は大栄翔を浴せ倒して白星、豊昇龍は4敗目となった。

2026.07.20

  • 07/20義ノ富士、豊昇龍も破り両横綱から白星 新小結の場所として歴史級

    新小結・義ノ富士が、また大仕事をやってのけた。九日目、横綱・豊昇龍を真っ向から寄り切り、初日の大の里戦に続いて今場所2人目の横綱撃破。新三役の場所で両横綱から白星を挙げる快挙となった。熊本県出身、伊勢ヶ濱部屋の23歳は、序盤の連敗で崩れかけた星を立て直し、これで白星が先行。安青錦を通算で圧倒する相性の良さといい、上位陣にとってこれほど嫌な新顔はいない。三役定着どころか、その先まで見えてくる充実の場所となっている。

  • 07/20安青錦、大の里を初撃破で勝ち越し 大関復帰へ「ここからが本当の勝負」

    過去4戦して一度も勝てなかった横綱に、ついに土をつけた。九日目、関脇・安青錦は大の里の圧力を受け止めると、土俵際で鮮やかな上手出し投げ。初白星どころか勝ち越しを決める大きな一番となった。取組後は「相撲としては良くなかったが、体の反応が良かった」と冷静そのもの。前日に左足の親指を痛めながらの殊勲で、特例での大関復帰に必要な10勝まで、残りはわずか2勝。「ここからが本当の勝負。また明日から集中したい」——ウクライナ出身の22歳は、優勝争いの主役の座も譲らない。

  • 07/20九日目終了 — 横綱・大関が総崩れ、1敗は安青錦・琴栄峰・獅司の3人

    九日目は歴史的な波乱の一日。安青錦が大の里を初めて破って勝ち越しを決め、義ノ富士は豊昇龍を寄り切って両横綱撃破を達成。霧島は美ノ海に、琴櫻は伯乃富士に敗れ、二人の横綱と二人の大関がそろって土俵に沈んだ。1敗で並ぶのは安青錦・琴栄峰・獅司の3人。終盤戦の主導権は関脇と平幕が握った。

2026.07.19

  • 07/19安青錦と霧島、そろって1敗 後半戦の焦点は「まだ組まれていない直接対決」

    大関復帰へ突き進む関脇・安青錦と、綱とりの大関・霧島。大きな目標を懸けて戦う二人が、そろって7勝1敗で後半戦に入った。注目すべきは、この二人の直接対決が今場所まだ組まれていないことだ。しかも通算対戦成績は安青錦の4勝1敗と、意外にも安青錦が大きく勝ち越している。綱とりの霧島にとって、最大の壁が同じ1敗で並ぶライバルという構図。星のつぶし合いが始まる終盤、この一番がどの位置で組まれるのか——名古屋の優勝争いは、最高の脚本を用意しつつある。

  • 07/19新入幕3場所目・23歳の琴栄峰、静かに1敗グループへ 自己最高位で快進撃

    1敗グループに、耳慣れない名前が残っている。前頭七枚目・琴栄峰、23歳。今年3月に新入幕したばかりの入幕3場所目で、自己最高位の今場所を7勝1敗で折り返した。千葉県出身、佐渡ヶ嶽部屋。中日は一山本を立ち合いから一気に押し出し、危なげなく白星を積んだ。ここまで高安や宇良といった経験豊富な相手も破っており、地力は数字以上だ。後半戦は上位との対戦が組まれていくとみられ、真価が問われるのはここから。それでも、番付を駆け上がってきた勢いそのままの相撲は、名古屋の楽しみのひとつになっている。

  • 07/19中日終了 — 1敗で並ぶのは4人に 安青錦・霧島・琴栄峰・獅司

    1敗で並んでいた7人が中日でふるいにかけられ、残ったのは安青錦・霧島・琴栄峰・獅司の4人となった。安青錦は隆の勝を、霧島は熱海富士を押し出してともに好調を維持。高安・尊富士・錦富士は敗れて一歩後退した。両横綱はそろって白星を挙げ、琴櫻は平戸海を引き落として連敗を止めている。後半戦は三役の実力者と新入幕から間もない2人が並び立つ、めったにない構図となった。

2026.07.18

  • 07/18熱海富士、長年の壁・琴櫻をついに突破 大関は負けが先行する苦境に

    関脇・熱海富士が、七日目に大きな壁をひとつ越えた。相手は通算で大きく負け越してきた大関・琴櫻。これまで幾度も跳ね返されてきた相手に、この日は立ち合いから食い下がり、最後は寄り切りで初めてらしい快勝を収めた。静岡県出身、伊勢ヶ濱部屋の23歳にとって、三役定着へ弾みのつく殊勲の白星となった。一方の琴櫻は今場所4敗目。負けが先行する中盤入りとなり、大関の意地が問われる後半戦を迎える。

  • 07/18若ノ勝、右膝の負傷で無念の休場 場所を沸かせた22歳の快進撃に暗転

    初日から5連勝と名古屋を沸かせた22歳・若ノ勝が、七日目から休場した。六日目の藤凌駕戦で右膝を負傷したもので、診断は全治約1か月。今場所の再出場はせず、七日目の相手だった金峰山は不戦勝となった。栃木県宇都宮市出身、湊川部屋。入幕2場所目での快進撃だけに、館内からも惜しむ声が聞かれた。星は5勝2敗のまま土俵を去るが、上位挑戦への手応えは十分に示した1週間だった。回復を待って、再びこの勢いを見せてほしい。

  • 07/18七日目終了 — 全勝が消滅、6勝1敗の7人が並ぶ大混戦で中日へ

    ただ一人全勝だった獅司が錦富士に送り出されて初黒星を喫し、名古屋から全勝力士が消えた。中日を前に6勝1敗で並ぶのは安青錦・霧島・高安・尊富士・琴栄峰・錦富士・獅司の7人。霧島は琴勝峰を上手投げ、安青錦は藤ノ川を寄り切って首位集団を守った。両横綱もそろって白星。一方、琴櫻は熱海富士に敗れて負けが先行し、5連勝で沸かせた若ノ勝は右膝の負傷で無念の休場となった。

2026.07.17

  • 07/17獅司、幕内でただ一人の全勝 ウクライナ出身の29歳が静かに6連勝

    横綱も大関も関脇も、そして同じく全勝だった若ノ勝も土がついた六日目。幕内で白星だけを積み上げているのは、前頭十四枚目・獅司ただ一人になった。ウクライナ出身の29歳、雷部屋。この日は朝紅龍を退けて6連勝とした。派手さはないが、立ち合いから前に出る愚直な相撲で、気づけば単独の全勝街道を走っている。上位陣が星を潰し合う大混戦の名古屋で、番付中位からの優勝争い参戦が現実味を帯びてきた。ここから上位との対戦が組まれるのか、中盤戦の焦点のひとつだ。

  • 07/17伯乃富士、豊昇龍を切り返して金星5個目 22歳の横綱キラーが優勝争いへ

    六日目の結び、館内を沸かせたのは前頭三枚目・伯乃富士だった。横綱・豊昇龍の攻めを土俵際で堪えると、鮮やかな切り返しで逆転。若干22歳にして通算5個目の金星をつかんだ。鳥取県出身、伊勢ヶ濱部屋。昨年から両横綱を相手に星を重ねてきた「横綱キラー」ぶりは本物で、豊昇龍からはこれで2勝目となる。この日で5勝1敗と星を伸ばし、優勝争いの一角に堂々と名乗りを上げた。番付上位への挑戦をむしろ楽しむような若武者の相撲に、名古屋の視線が集まっている。

  • 07/17六日目終了 — 豊昇龍・琴櫻に土、幕内の全勝は獅司ただ一人に

    結びで豊昇龍が伯乃富士の切り返しに敗れて金星を配給し、琴櫻も豪ノ山に押し出された。前日初黒星の霧島は義ノ富士を退けて立て直し、大の里も平戸海を寄り切って星を五分に。関脇・安青錦は王鵬を下手捻りで下して好位置を守った。平幕では5連勝の若ノ勝が藤凌駕に敗れ、幕内の全勝はウクライナ出身・獅司ただ一人となった。6連勝の獅司を5勝1敗の6人が追う大混戦となっている。

2026.07.16

  • 07/16全勝は平幕の2人だけ — 入幕2場所目・22歳の若ノ勝とウクライナ出身・獅司

    横綱も大関も関脇も、全員が土をつけられた五日目。幕内で白星を並べ続けているのは、平幕の2人だけになった。前頭十一枚目の若ノ勝は栃木県宇都宮市出身の22歳、湊川部屋。先場所新入幕したばかりの入幕2場所目で、この日は翔猿を突き出して5連勝とした。前頭十四枚目の獅司はウクライナ出身の29歳、雷部屋。こちらも一意を寄り切って負けなしを守った。番付の上と下で明暗が分かれる波乱の名古屋で、勢いに乗る2人がどこまで星を伸ばすか——中盤戦の楽しみがひとつ増えた。

  • 07/16未勝利の平戸海、綱とり霧島を止める大殊勲 「全勝」が上位から消えた

    ここまで4連敗と苦しんでいた平戸海が、五日目の土俵で場所の流れを変えた。相手は上位でただ一人白星を守っていた綱とりの大関・霧島。しかし立ち合いから前に出たのは平戸海だった。低く鋭く当たって圧力で上回り、そのまま一気に押し出し。通算対戦成績では霧島が大きく勝ち越している相手に、真っ向勝負で土をつけた。長崎県出身、境川部屋の元小結にとって、値千金の今場所初白星。敗れた霧島は綱とりへ向け痛い初黒星となり、これで上位陣から全勝力士が消えた。

  • 07/16五日目終了 — 霧島に土、幕内の全勝は平幕の2人だけに

    上位で唯一全勝だった綱とりの霧島が、ここまで白星のなかった平戸海に押し出されまさかの初黒星。これで幕内の全勝は前頭十一枚目の若ノ勝と前頭十四枚目の獅司、平幕の2人だけとなった。大関復帰を狙う安青錦は琴櫻を寄り切って快勝し、藤ノ川も琴勝峰を破って上位戦の快進撃を継続。両横綱は豊昇龍が豪ノ山を、大の里が美ノ海を退け、今場所初めてそろって白星を挙げた。

2026.07.15

  • 07/15琴櫻、藤ノ川の快進撃を止める 大関の意地を見せた冷静な一番

    両横綱を連日で破り、名古屋の主役に躍り出た21歳・藤ノ川。その勢いを止めたのは、大関・琴櫻だった。四日目、猛烈に突っ込んでくる若武者を慌てず受け、はたき込みで土俵に這わせた。前日に美ノ海に不覚を取っていた大関にとっては、面目を保つ大きな白星となった。敗れた藤ノ川もこれで悪びれる様子はなく、場内は健闘を称える拍手に包まれた。上位陣が次々と星を落とす中、旋風を正面から受け止めた大関の一番は、混戦の場所を締める役割を果たしている。

  • 07/15霧島、長年の天敵・隆の勝を一蹴 単独全勝で綱とりへ視界良好

    綱とりの大関・霧島が、序盤の関門を突破した。四日目の相手は、これまでの対戦で大きく負け越している天敵・隆の勝。しかしこの日は立ち合いから圧力で上回り、一方的に押し出して問題にしなかった。両横綱が序盤でつまずき、全勝だった関脇勢も総崩れとなった中で、上位陣で白星を守るのは霧島ただ一人。モンゴル出身、音羽山部屋の30歳は、かつて大関から陥落しながら再び頂点への挑戦権をつかんだ苦労人でもある。綱とりの場所で苦手を克服してみせた姿に、周囲の視線は早くも熱を帯びている。

  • 07/15四日目終了 — 霧島が上位唯一の全勝、大の里はまた金星配給

    四日目は大関陣が主役となった。綱とりの霧島は天敵・隆の勝を押し出して上位で唯一白星を守り、琴櫻は両横綱を破って波に乗る藤ノ川を叩き込みで止めた。一方、横綱・大の里は豪ノ山に押し出されてまたも金星を配給し、序盤から苦しい相撲が続く。三役では全勝の安青錦が新小結・義ノ富士の上手投げに敗れて初黒星。琴勝峰・熱海富士も敗れ、関脇勢がそろって足踏みする波乱の一日となった。

2026.07.14

  • 07/14藤ノ川、横綱戦4連続金星は戦後初 豊昇龍も破り「体が動いた」

    21歳の幕内最年少・藤ノ川が、また角界の歴史を塗り替えた。三日目、横綱・豊昇龍の強烈なかち上げに土俵際まで押されながら、逆転の突き落としで下して2日連続の金星。3月の春場所から数えて、横綱への挑戦4番すべてで金星を挙げた。横綱戦4連勝は1931年の武藏山以来、戦後では初の快挙で、不戦勝を含めれば5連勝と過去に例がないという。取組後は「思い切り当たって、体が動いたので良かった。いろんな立ち合いを想定していた」と冷静に振り返り、土壇場の一発については「圧力が足りない分を体の動きでカバーした」。京都出身、伊勢ノ海部屋。序ノ口デビューから2年余りの若武者が、名古屋の主役に躍り出た。

  • 07/1436歳・高安が無傷の3連勝 悲願の初優勝へ静かな好発進

    元大関・高安が序盤から白星を並べている。三日目を終えて無傷の3連勝。36歳、幕内でも屈指のベテランは、これまで幾度も賜杯の目前まで迫りながら、幕内優勝だけは手にできずにいる。茨城県出身、田子ノ浦部屋。力強い右差しと突き押しは健在で、若手が台頭する土俵で存在感を放つ。両横綱が序盤でつまずく波乱の場所で、経験豊富な高安がどこまで走るか注目が集まる。

  • 07/14三日目終了 — 藤ノ川が両横綱を撃破、混戦の名古屋

    藤ノ川が三日目、横綱・豊昇龍を突き落としで下し、前日の大の里に続く2日連続の金星。両横綱が序盤でつまずく波乱となった。豊昇龍はこの日が初黒星、大の里は隆の勝を退けて連敗を止めたものの依然苦しい。上位は綱とりの大関・霧島、大関復帰を狙う関脇・安青錦らが全勝で先行し、優勝争いは三役から平幕まで広がる混戦模様となってきた。

2026.07.13

  • 07/1321歳・藤ノ川が横綱大の里を連破 春場所に続く金星に「うれしいっすね」

    二日目、館内が大きく沸いた。前頭筆頭・藤ノ川(21)が横綱・大の里を逆転の突き落としで下し、金星を挙げた。3月の春場所に続く2度目の横綱撃破で、身長差15センチ・体重差66キロをものともしない一番だった。懸賞53本を手にした若武者は「うれしいっすね」と素直に喜びを語っている。京都出身、伊勢ノ海部屋。序ノ口からデビューしてわずか2年で横綱を二度倒す21歳が、名古屋の話題をさらった。

  • 07/13二日目終了 — 大の里まさかの連敗、豊昇龍と三役勢が全勝

    二日目も波乱は横綱から。大の里が前頭筆頭・藤ノ川に突き落としで敗れ、初日に続く黒星でまさかの連敗を喫した。一方、豊昇龍は隆の勝を掬い投げで退けて連勝を守り、貫禄を示す。綱とりの大関・霧島、大関・琴櫻、大関復帰を狙う関脇・安青錦もそろって連勝と上位は堅調。二人の横綱で明暗が分かれ、序盤戦の主導権は豊昇龍と充実の三役勢が握っている。

2026.07.12

  • 07/12安青錦、白星発進も左足に影 「1回落ちたら、また上がればいい」

    大関復帰を懸ける関脇・安青錦は、初日に前頭三枚目・平戸海を上手投げで下して白星スタートを切った。ただ、負傷した左足首にはテーピングが施され、NHK解説の舞の海氏は「左足に負担をかけたくなかったのだろう」と、やや変化気味の相撲を分析している。それでも本人の言葉は力強い。掲げるのは「10勝ではなく、優勝」。そして「1回落ちたら、また上がればいい。1度上がっているので、無理ではない」——一度は大関に到達した22歳が試練の先に見据えるのは、地位の奪還ではなく、頂点そのものだ。

  • 07/12初日結果 — 横綱・大の里にまさかの黒星、豊昇龍と霧島は白星発進

    波乱の幕開けとなった。2場所ぶりの復帰を果たした横綱・大の里は、新小結・義ノ富士の鋭い出足の前に押し出しで敗れ、まさかの黒星スタート。義ノ富士は臆せず前に出ての堂々の完勝で、初日から館内を沸かせた。対照的に、もう一人の横綱・豊昇龍は小結・王鵬を渡し込みで下して貫禄の白星。綱とりの懸かる大関・霧島も前頭筆頭・藤ノ川を押し倒しで退け、大関・琴櫻、大関復帰を狙う関脇・安青錦もそろって白星スタートを切った。上位で唯一土がついた大の里が二日目以降どう立て直すか——名古屋の15日間が、いきなり大きく動き出した。

2026.07.09

  • 07/09豊昇龍、名古屋場所出場へ — 慎重に調整進む

    5月場所を初日の右太もも裏の負傷で途中休場した横綱・豊昇龍について、師匠の立浪親方が名古屋場所への出場を明言した。7月3日には幕下力士と申し合いを行い本人は「順調」と語っており、慎重に仕上げている。

2026.07.08

  • 07/08東大関・霧島、綱とりの場所へ「普段どおりに」

    5月場所で優勝同点の12勝を挙げた霧島が、東大関として綱とりに再挑戦する。審判部長は名古屋でのハイレベルな優勝が昇進への道を開くとの見解。過去の綱とり失敗を教訓に、本人は「変えずに普段どおりやりたい」と平常心を強調する。

2026.07.06

  • 07/06先場所優勝の若隆景、緊急手術で名古屋場所を休場

    五月場所を制した新関脇・若隆景が、出稽古中に左太ももを負傷し名古屋場所の休場を発表。血行障害「コンパートメント症候群」により2度・計約5時間の緊急手術を受け入院中で、師匠の荒汐親方は「手術があと1〜2時間遅れれば危険だった」と明かした。長期離脱の可能性も報じられている。

2026.07.02

  • 07/02安青錦、特例復帰の懸かる場所へ「10勝ではなく優勝を目指す」

    左足首の負傷で五月場所を全休し大関から陥落した安青錦。関脇で迎える名古屋場所で10勝以上を挙げれば特例で大関に復帰できるが、本人は「体の仕上がりはいい。10勝ではなく優勝を目指している」と強気だ。けがの回復には自信を見せている。

2026.06.30

  • 06/30大の里、夏場所全休から名古屋で再起へ「強い姿を見せる」

    左肩の負傷で五月場所を全休した横綱・大の里が、名古屋場所での復帰へ調整を進めている。肩は手術をせず治療と稽古を並行させる方針で、本人は「いい稽古ができたので徐々に仕上げていきたい」と語った。師匠の二所ノ関親方は負傷当初から長期化を覚悟していたことも明かしている。

2026.06.29

  • 06/29鉄人・玉鷲、13年守った幕内から陥落

    41歳の玉鷲が、平成25年名古屋場所から13年間守り続けてきた幕内の座からついに陥落し、十両で名古屋場所を迎える。40歳を超えて横綱大の里を破った鉄人の、新たな戦いが始まる。

  • 06/29一意と大青山が新入幕 — 十両優勝の205kg力士が幕内へ

    五月場所で十両優勝を果たした一意と、中国出身の大青山が新入幕。一意は205kgの幕内最重量級で、デビューからわずか12場所での入幕となる。新入幕で9勝を挙げた若ノ勝も自己最高位を更新した。

  • 06/29義ノ富士が新小結 — 新入幕からちょうど1年で三役到達

    番付発表で義ノ富士の新小結昇進が決まった。新入幕から所要6場所・ちょうど1年での新三役というスピード到達。今場所は若隆景の休場もあり、番付には関脇が4人並ぶ珍しい編成となった。

2026.05.27

  • 05/2721歳・嵐富士が新十両 — 「昇進1人だけ」は輪島以来の珍事

    伊勢ヶ濱部屋の嵐富士(21)が新十両に昇進。今回、十両への昇進力士は1人のみで、これは平成28年3月場所以来。しかもその1人が新十両となるのは、昭和45年5月場所の輪島以来という珍しい編成となった。

※ 各種報道で公表された事実を当サイトが独自に要約しています。