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令和8年 九月場所 トピックス

場所中の話題を日ごとにまとめています。見出しをタップすると本文が開きます。

2026.09.27

  • 09/27霧島は琴櫻を上手投げで下して8勝7敗、綱とりの場所を勝ち越しで終える 十両は北の若が巴戦を制して初優勝、幕下は伊波が全勝

    綱とりで臨んだ大関・霧島は千秋楽の大関対決で琴櫻を上手投げで下し、8勝7敗の勝ち越しで場所を終えた。中日で3敗、9日目に4敗と平幕相手の黒星が重なって綱とりは早々に消え、5勝5敗まで落ちたところから3連勝で踏みとどまった形である。琴櫻は9勝6敗。関脇・熱海富士は藤ノ川に掬い投げで敗れて8勝7敗、終盤5連敗で大関とりの場所を終えた。小結の大栄翔は美ノ海に敗れて5勝10敗、伯乃富士は狼雅を寄り切って5勝10敗。十両は11勝4敗で3人が並び、優勝決定巴戦になった。本割で1差を追う輝を押し倒した東十両六枚目の北の若が、巴戦でも輝を下し、続いて嘉陽を叩き込んで2連勝。1日3勝で初の各段優勝を決めた。北の若は「ともえ戦も初めて。いい経験をさせてもらい最高の結果」と話し、来場所の再入幕に大きく近づいた。41歳の玉鷲は嘉陽に引き落とされて10勝5敗で終わった。幕下は伊波が7戦全勝で優勝、三段目は小林が7戦全勝、序二段は天が7戦全勝、序ノ口は城勝雄が6戦全勝で、それぞれ優勝した。

  • 09/27敢闘賞は藤ノ川と美ノ海 藤ノ川は熱海富士を掬い投げて新関脇で11勝、美ノ海は沖縄県勢初の三役へ 殊勲賞・技能賞は該当なし

    三賞は敢闘賞の2人だけとなった。新関脇の藤ノ川は千秋楽、関脇対決で熱海富士を掬い投げで下して11勝4敗。安青錦、琴櫻、霧島の3大関を破り、終盤まで優勝争いに加わったことが評価され、2度目の敢闘賞を受賞した。新三役の場所で11勝は、来場所以降の大関とりの起点になる数字である。前頭三枚目の美ノ海は小結・大栄翔を押し出して10勝5敗とし、千秋楽に勝てばという条件を満たして2度目の敢闘賞。33歳で、沖縄県出身の力士として初めての三役昇進が濃厚になった。殊勲賞は、4日目に大の里から金星を挙げた高安が「千秋楽に勝ち越し、かつ大の里が優勝」の条件で選ばれていたが、藤凌駕に掬い投げで敗れて7勝8敗と負け越し、受賞はならなかった。同じく千秋楽に勝てば敢闘賞だった朝乃山は義ノ富士に寄り倒され、新入幕の寿之富士は平戸海に寄り切られて、いずれも逃した。技能賞は該当者なし。

  • 09/27大の里、相星決戦で安青錦を突き出して1年ぶり6度目の優勝 一人横綱の場所を12勝3敗で締める

    横綱・大の里が千秋楽の結び、11勝3敗同士で並んだ大関・安青錦との相星決戦を突き出しで制し、12勝3敗で優勝した。去年の秋場所以来、6場所ぶり6度目の賜杯で、現役最多を更新した。立ち合いからもろ手で突いて安青錦を起こし、一度も組ませずに一気に土俵の外へ。13日目に霧島、14日目に琴櫻と2日続けて大関に敗れ、2差あった貯金を使い切っての千秋楽だったが、最後は横綱の相撲で決めた。去年の九州場所で左肩を痛めて千秋楽を休み、今年の夏場所は全休、名古屋場所は9勝6敗と優勝争いに絡めず、豊昇龍が全休した今場所は一人横綱として15日間土俵に立った。4日目に高安に敗れたあとは8連勝、終盤の連敗を挟んで最後の一番を取り切った形である。安青錦は11勝4敗。大関に復帰した場所で、名古屋場所に続く連覇と4度目の優勝はならなかった。

2026.09.26

  • 09/26朝乃山は藤ノ川に突き落とされて優勝の可能性消滅「暗い顔しないでください」 藤ノ川は新関脇で10勝 十両は玉鷲が9連勝で1差に

    前頭六枚目の朝乃山が十四日目、新関脇の藤ノ川に突き落とされて10勝4敗となり、優勝の可能性が消えた。藤ノ川の右腕を抱えて土俵際まで押し込んだが、突き落とされ、倒れながら足を取りにいっても崩せなかった。朝乃山は「攻めが雑だった。とっさに足を取りに行ったが、藤ノ川関の足腰が強くて、残られました。でも前に出て負けたので」とさばさばと振り返り、報道陣には「記者の人が暗い顔なんで、ひきずられますね。もう終わったんで仕方ないです。暗い顔しないでください」と笑わせた。支度部屋を出る直前、大の里の連敗をテレビで見て「あー、悔しい」と声を上げた。勝った藤ノ川は新関脇で10勝4敗。「左が最後まで固まっていたのが良かった」「初めて勝つと力がついたと自信になる」「良かったけど、まだあと1番ある」と話し、八角理事長は「たいしたもの。誰に臆することもなく、気持ちがいい」と評した。熱海富士は狼雅に上手投げで敗れて4連敗の8勝6敗。若元春は尊富士を寄り切って10勝4敗。十両では輝が41歳の玉鷲に突き落とされて11勝3敗、玉鷲は6日目から9連勝で10勝4敗と1差に迫った。玉鷲は「明日、もう1番なので、まずやるべきことをちゃんとやる。自分の相撲を取って終わりたい」と話しており、九州場所での再入幕なら昭和以降の最年長になる。嘉陽は北の若に敗れて10勝4敗。千秋楽は熱海富士と藤ノ川の関脇対決、霧島と琴櫻の大関対決が組まれている。

  • 09/26安青錦、霧島を寄り倒して3連敗後の8連勝で連覇に王手「プレッシャーは特にない。自分らしくやりたい」

    大関・安青錦が十四日目、大関・霧島を寄り倒して11勝3敗とし、4日目からの3連敗のあと8連勝で連覇に王手をかけた。右上手を素早く取って頭を付け、左まわしも引きつけて、霧島の捨て身の掬い投げには体を預けて返した。安青錦は「上手まわしを取る自分らしい相撲が取れて良かった」、投げへの対応は「体が勝手に動いた」。立て直しについては「自分らしい相撲が多かったので。それが結果につながっていると思います」と話した。師匠の安治川親方(元関脇安美錦)は取組前に「しっかり踏み込んで、前傾を崩さなければ、いい相撲になると思います」と送り出していた。千秋楽は横綱・大の里との相星決戦。プレッシャーは「特にない」と言い切り、「悔いがないようにやっていきたい。自分らしくやりたい」。大関復帰の場所で、名古屋場所に続く2場所連続優勝がかかる。霧島は7勝7敗で、千秋楽の琴櫻戦に勝ち越しがかかる。

  • 09/26大の里、琴櫻の突き落としに連敗で3敗 千秋楽は安青錦との相星決戦に 玉ノ井親方「相撲に勝って勝負に負けた一番」

    横綱・大の里が十四日目の結び、大関・琴櫻に突き落としで敗れて11勝3敗となり、首位の貯金を使い切った。立ち合いで押し込んで右を差し、前に出て土俵際まで追い詰めたが、前のめりになったところを左から突き落とされた。前日の霧島戦に続く連敗で、2日続けて主導権を握りながら落とした形である。花道で吠えた大の里は、攻め急いだかと問われて「そうですね」。「やることは変わらんと思う。最後しっかり集中してやっていく」「そこは気にせず。また明日しっかりやっていく」と話した。ABEMA解説の玉ノ井親方(元大関栃東)は「大の里が最終盤に入って連敗するとは、ちょっと想像できなかった」とし、「差した方に出ろが鉄則なのに、真っ正面に出ていってしまった。大関の体の柔らかさにしてやられた。ケガで優勝から遠ざかっていることもあって、早く決めたいと気持ちがはやってしまったのだろう。相撲に勝って勝負に負けた一番だった」と分析した。琴櫻は9勝5敗で3場所ぶりの2桁勝利に王手をかけたが、「体が反応した。集中して取れたと思う」「成績が成績なので喜んでいる場合じゃない」と表情を引き締めた。千秋楽の結びは11勝3敗同士の大の里と安青錦。勝った方が優勝する相星決戦で、浅香山審判長(元大関魁皇)は「勝負は分からない。予想もつかない」と話している。

2026.09.25

  • 09/25藤ノ川は美ノ海に押し出されて4敗目「根負けです」 美ノ海は9勝で沖縄県勢初の三役が視野に 隆の勝が休場、十両は輝が敗れても単独首位

    新関脇の藤ノ川が13日目、前頭三枚目の美ノ海に押し出されて9勝4敗となり、優勝争いから2差に後退した。頭から当たって突っ張ったが美ノ海を下がらせられず、最後は引いたところを出られた。藤ノ川は「途中で自分があまえた相撲を取ってしまった」「根負けです」と敗因を語り、14日目の朝乃山戦へ「切り替えて明日頑張ります」。勝った美ノ海は9勝4敗。相手の圧力に下がらず、あてがいながら引きに乗じて押し出した。美ノ海は「自分の相撲を取ることに集中できたのはよかった」「一生懸命、一日を必死に頑張っている」と話し、33歳で沖縄県勢初の新三役が視野に入ってきた。前頭四枚目の隆の勝は休場し、伯乃富士が不戦勝で4勝9敗。宇良は藤青雲を肩透かしで下し、若元春は平戸海を叩き込んで、ともに9勝4敗である。十両では11勝1敗だった輝が生田目に突き落とされて2敗目を喫したが、嘉陽も御嶽海に突き落とされて10勝3敗となり、輝が単独首位を守った。幕下は伊波が全勝対決で夢之富士を寄り切って7戦全勝、三段目は小林が大鵬の孫・納谷を叩き込んで7戦全勝としている。

  • 09/25安青錦が琴櫻を肩透かしで7連勝、朝乃山は熱海富士を寄り切って10勝 2人が1差で大の里を追う 朝乃山「大歓声の中で相撲が取れてうれしかった」

    大の里が敗れたことで、3敗の2人が1差に迫った。大関・安青錦は大関対決で琴櫻を肩透かしで下して10勝3敗。4日目からの3連敗のあと、7日目から7連勝である。安青錦は「中に入れたので、体が勝手に動いた」と振り返り、優勝争いについては「特に考えていない。残り2日、皆さんに喜んでもらえる相撲を取る」。尾上審判部長は「安青錦はしっかり取っていた。下がってはいたけど、相手が相手。3連敗はしたけど、10勝はすごいですよ」と評価した。前頭六枚目の朝乃山は関脇・熱海富士を相手に左前まわしをつかんで右を差し、体を起こして寄り切った。幕内復帰後5場所目で初の2桁勝利で、「大歓声の中で相撲が取れてうれしかったですね」。支度部屋では結びの大の里・霧島戦をテレビで見ており、「下からの目線とテレビの目線は違う」。優勝については「何も考えていない」「しっかり休んで、また明日に備えたい」と話した。優勝すれば2019年夏場所以来2度目で、琴錦に並ぶ歴代最長の43場所ぶりとなる。琴櫻は8勝5敗、熱海富士は3連敗で8勝5敗。14日目は朝乃山が藤ノ川、安青錦が霧島と当たる。

  • 09/25大の里、霧島の下手投げに腹ばいで2敗目 優勝決定は持ち越し 八角理事長「優勝は1回するのも大変だね」

    13日目にも優勝が決まる条件で臨んだ横綱・大の里が、結びで大関・霧島に下手投げで敗れ、11勝2敗となった。立ち合いで右腕を手繰られて右差しを封じられ、霧島に得意の左差しを許した。右上手を引いて前に出たが、土俵際で左下手投げを食って腹ばい。4日目から続いた連勝は8で止まった。霧島には過去10勝1敗と圧倒していたが、名古屋場所に続く2場所連続の黒星である。大の里は「切り替えて。やるべきことは変わらない。明日に向けて気持ちと体をつくってやっていく」と話した。八角理事長(元横綱北勝海)は「できれば左下手を取りたかった。優勝は1回するのも大変だね」。尾上審判部長(元小結浜ノ嶋)は「霧島は、横綱が出てくるのを待っていたと思う」と大関の動きを評した。霧島は7勝6敗で勝ち越しに王手をかけたが、取組後は付け人を通じて取材を断った。14日目は大の里が琴櫻と対戦し、勝った上で3敗の安青錦と朝乃山がともに敗れれば、6場所ぶり6度目の優勝が決まる。

2026.09.24

  • 09/243敗対決は安青錦と朝乃山が制して3敗は3人に 朝乃山「負けたくない気持ちがあった」 琴櫻・宇良・若元春が勝ち越し、十両は輝が11勝目

    十二日目は3敗同士の一番が2つ組まれ、勝った2人が3敗で残った。大関・安青錦は金峰山を寄り切って9勝3敗。前頭六枚目の朝乃山は同学年の美ノ海との一番で、立ち合いでまわしを取られながら右を差して上手を切り、寄り切った。「右が入りかけたので、ねじ込んだ。腰を振りながら切れた」と振り返り、「負けたくない気持ちがあった」。先のことは「考えずに、1日一番で」と話し、13日目は熱海富士と当たる。3敗は安青錦、藤ノ川、朝乃山の3人で、いずれも大の里に2差。大関・琴櫻は欧勝馬を押し出して8勝4敗で勝ち越し。宇良は時疾風を押し出し、若元春は一山本を押し出し、藤青雲は正代を寄り切って、それぞれ8勝4敗で勝ち越した。小結の大栄翔は高安に突き出されて4勝8敗と負け越し、伯乃富士は豪ノ山に押し出されて3勝9敗。琴勝峰は休場し、藤凌駕が不戦勝で5勝7敗としている。十両では輝が大青山を押し出して11勝1敗、嘉陽が丹治を叩き込んで10勝2敗で追う。

  • 09/24藤ノ川、霧島を押し倒して3大関総ナメの9勝目「勝ったことのない力士にも勝てるようになってきた」 九重親方「昔の私を見てるみたい」

    新関脇の藤ノ川が十二日目、大関・霧島を押し倒して9勝3敗とした。霧島には過去3戦全敗で、4度目の対戦で初白星。安青錦、琴櫻に続いて3大関を総ナメにした。霧島の攻めに後退しながら土俵際で左へ動いていなし、相手の背後につく。左腕をたぐられて残されたが、そのまま前に出て押し倒した。場所前には霧島に稽古をつけてもらっていたといい、「稽古をつけてもらって、その稽古が実を結んだ」「勝ったことのない力士にも勝てるようになってきた」と手応えを語った。後半の審判長を務めた九重親方(元大関千代大海)は「ものすごい闘志あふれる相撲。一切の迷いなく、攻めるスピードがある。いなすタイミングがよく、まわりこませずに加速して押し込んだ。霧島でなく、藤ノ川の相撲だけでした」と絶賛し、「負けず嫌いが顔に出ている。相手が強いほど力が出てくる。昔の私を見てるみたい」と重ねた。新三役で10勝に届けば平成以降11人目で、過去の10人には貴花田、白鵬、照ノ富士、大の里が含まれ、うち8人が大関に昇進している。父の甲山親方(元幕内大碇)は「いい恩返しができたんとちゃうかな」と話しつつ、「勝ち越しでも驚きなのに。まずは三役に定着してほしい」。霧島は6勝6敗になった。

  • 09/24大の里、3連敗中だった熱海富士を下手出し投げで退けて11勝1敗 13日目にも優勝決定、条件は霧島に勝って3敗の3人が全員敗れること

    横綱・大の里が十二日目の結び、関脇・熱海富士を下手出し投げで下して11勝1敗とした。熱海富士には直近3連敗と分が悪かったが、立ち合いで当たり負けしながら右を差し、投げで転がした。大の里は「特に何も」と相手を意識せず、「しっかりと強気な相撲を見せたい」と話した。通算200勝にも到達した。3敗は安青錦、藤ノ川、朝乃山の3人。13日目は結びで霧島と当たり、大の里が勝って3敗の3人が全員敗れれば、6場所ぶり6度目の優勝が決まる。13日目での優勝は去年の夏場所以来、自身2度目になる。敗れた熱海富士は8勝4敗。目安の三役3場所33勝には残り3日を全勝しても届かず、支度部屋では右足でじだんだを踏んで悔しがった。九重審判長(元大関千代大海)は昇進について「オレが決めることじゃない。その数字にきたり、ふさわしい内容だったら話になる。その時が来たら話す。今は一生懸命頑張っているので。あと全部勝つことも大事」と明言を避けた。場所後の大関昇進は極めて厳しい情勢である。

2026.09.23

  • 09/233敗は6人 安青錦・美ノ海が勝ち越し、金峰山は朝乃山に敗れる 琴櫻は連敗を3で止め、十両は輝が初黒星

    十一日目は2敗の3人が全員敗れ、優勝争いは1敗の大の里を3敗の6人が追う形になった。大関・安青錦は隆の勝を押し出して8勝3敗とし、大関復帰の場所で勝ち越しを決めた。前頭三枚目の美ノ海は琴勝峰を押し倒して8勝3敗、こちらも勝ち越し。5連勝中だった金峰山は朝乃山に寄り切られて3敗目、勝った朝乃山も8勝3敗で3敗グループに加わった。3敗は熱海富士、藤ノ川、安青錦、美ノ海、金峰山、朝乃山の6人である。宇良は新入幕・寿之富士に押し出され、時疾風は藤青雲に寄り切られて、ともに7勝4敗。大関・琴櫻は狼雅を上手投げで下し、連敗を3で止めて7勝4敗とした。新小結の伯乃富士は高安に上手投げで敗れて3勝8敗と負け越し。十両では10連勝だった輝が日翔志に寄り切られて初黒星、10勝1敗。嘉陽は玉正鳳を押し出して9勝2敗で1差に迫った。幕下は天昇山が伊波に浴びせ倒されて初黒星。三段目では大鵬の孫・納谷が垣添を送り倒して6連勝としている。

  • 09/23熱海富士、霧島に寄り切られて3敗目 目安の12勝には残り4日全勝が必要 中村親方「同じ攻めが霧島に通じなかった」

    大関とりの関脇・熱海富士が十一日目、大関・霧島に寄り切られて8勝3敗となった。夏場所9勝、名古屋場所12勝に続く今場所、三役で直近3場所33勝の目安には12勝が要る。残り4日はすべて勝たなければ届かず、数字の上では後がなくなった。ABEMA解説の中村親方(元関脇嘉風)は「これまで積み上げてきた8個の白星と同じ攻めでは霧島に通じなかった。霧島がうまくとったため、熱海富士の上体が起きて重さを生かせなかった」と分析。西岩親方(元関脇若の里)も「熱海富士の立ち合いは弱かった。大きな体をぶつけて当たっていった方がよかった。受ける立ち合いになってしまった」と指摘した。浅香山審判部長は「残りがあるので、明日から切り替えて、熱海富士の重たい、強い相撲を取ればいい。全ては最後まで勝負をみてから」と話しており、2000年以降は稀勢の里、豪栄道、朝乃山、正代が32勝で昇進した例もある。12日目は横綱・大の里戦。通算3勝6敗ながら現在3連勝中の相手である。勝った霧島は4日ぶりの白星で5勝5敗に戻したが、取組後は付け人を通じて取材を断り、4日連続で報道陣に対応しなかった。

  • 09/23大の里、藤ノ川に初勝利で10勝1敗 2敗が全滅して2差の独走 浅香山審判部長「強い相撲が戻ってきている」

    横綱・大の里が十一日目、過去2戦2敗だった新関脇・藤ノ川を寄り切り、10勝1敗とした。立ち合いで右を差し、相手に何もさせずに一気の寄り。前日に変化で勝った藤ノ川について、大の里は「相手の形にさせないように、好きなことをさせないように行った」と話し、変化は「一切考えなかった」。この日は2敗だった熱海富士、藤ノ川、金峰山がそろって敗れ、大の里は2差で独走する形になった。浅香山審判部長(元大関魁皇)は「立ち合いから自分の形になって一気に攻めて、最高の相撲ではないか。元気な藤ノ川に何もさせなかった。強い相撲が戻ってきている。今日は圧倒的な強さ」と絶賛。八角理事長(元横綱北勝海)は「これが普通でしょう。今日は落ち着いていた。焦らずに足を送った」と評した。敗れた藤ノ川は「強かったです。圧倒されたので」と完敗を認め、5日目からの連勝は6で止まって8勝3敗。12日目、大の里は熱海富士と対戦する。

2026.09.22

  • 09/22藤ノ川が自身最速の10日目で勝ち越し「ほめられた相撲じゃないけど」 金峰山も5連勝で勝ち越し、2敗は3人 十両は輝が10連勝

    新関脇の藤ノ川が十日目、前頭四枚目の隆の勝を突き落として8勝2敗とし、幕内では自身最速となる10日目での勝ち越しを決めた。立ち合いで左に変わり、突っ込んできた相手を左から突いて落とす一番。5日目からの6連勝である。「ほめられた相撲じゃないけど、たまにはこういうのもいいんじゃないかなと」と本人。11日目の大の里戦には「あすは思いきって行きます。頑張ります」と話した。前頭十枚目の金峰山は新入幕・寿之富士の出足を受け止め、左下手を引いて力強い下手投げ。6日目から5連勝で8勝2敗、こちらも勝ち越しを決めた。「体が動いている」と好調を語り、残り5番は「1つずつ頑張りたい」。藤島親方は優勝争いで「面白い存在になりそう」と見ている。宇良は狼雅を鮮やかな肩透かしで下して7勝3敗、朝乃山は阿炎を押し出し、時疾風は尊富士を上手投げで下してともに7勝3敗。十日目を終えて1敗は大の里、2敗は熱海富士、藤ノ川、金峰山の3人、3敗は宇良、朝乃山、美ノ海、時疾風、安青錦の5人となった。十両では輝が炎鵬を寄り倒して10連勝、嘉陽は生田目を肩透かしで下して8勝2敗としている。

  • 09/22熱海富士、琴櫻を押し出して勝ち越し 藤島親方「やっぱり優勝したいんじゃないかな」 霧島は藤凌駕に3連敗で5勝5敗

    大関とりの関脇・熱海富士が十日目、大関・琴櫻を押し出して8勝2敗とし、勝ち越しを決めた。鋭い立ち合いから琴櫻を押し込み、左に下がりながらまわしを取りにきた大関の逆転を許さず、そのまま押し出した。琴櫻には過去4勝8敗と分が悪かった相手である。三役では4場所連続の勝ち越し。テレビ解説の藤島親方は「強い相撲。馬力があった」と評し、過去3度の優勝決定戦でいずれも賜杯を逃している熱海富士について「やっぱり優勝したいんじゃないかな」と話した。昇進の目安とされる12勝には残り5日で4勝が必要になる。琴櫻は3連敗で6勝4敗。綱とりで臨んだ大関・霧島は初顔の前頭四枚目・藤凌駕にまわしを取れず、押し込まれると引いてしまってそのまま押し出された。3連敗で5勝5敗の五分となり、花道ではしきりに首を傾げていた。横綱、大関との対戦を残して、勝ち越しも微妙になってきた。大関・安青錦は美ノ海を寄り切って7勝3敗、美ノ海は3敗目である。

  • 09/22大の里、伯乃富士を引き技なしの寄り切りで6連勝「先場所より良くなっているのは自分でもわかる」 11日目は2敗の藤ノ川と

    横綱・大の里が十日目、新小結の伯乃富士を寄り切って9勝1敗とし、単独首位を守った。厳しい立ち合いで当たり勝ち、右を差して万全の寄り。悪癖とされる引き技は一切なく、4日目の高安戦以来6連勝となった。ABEMA解説の西岩親方(元関脇若の里)は「横綱相撲。この相撲を取れれば優勝でしょうね」と絶賛。本人は「先場所より良くなっているのは自分でもわかる」と手応えを口にし、「最後いい形で追われるように一日一番、集中してまた明日やっていきます」と話した。11日目は2敗で追う新関脇・藤ノ川と当たる。藤ノ川は大の里に過去2戦2敗。藤島親方(元大関武双山)は「今場所の優勝争いの一番」と位置づけ、「藤ノ川は行くだけ。大の里の方がやりづらいでしょう」と見ている。

2026.09.21

  • 09/21霧島、大栄翔に引き落とされて4敗目で綱とりは振り出しに 舞の海氏「横綱を目指す人の負け方ではない」 十両は輝が9連勝

    綱とりの大関・霧島が九日目、小結・大栄翔に引き落とされて5勝4敗となった。立ち合いから突き押しの応酬になり、霧島が土俵際まで追い込んで優位に見えたが、押し戻した大栄翔の反撃を残そうとしたところで落とされた。前日の美ノ海戦に続く、今場所初の連敗。2場所連続で臨んだ綱とりは、これで振り出しに戻った。NHK解説の舞の海秀平氏は「日に日に冷静さがなくなっている。横綱を目指す人の負け方ではない」と厳しく、浅香山審判部長も前日の時点で「負けた相手も見ないといけない。厳しく見られても仕方がない」と話していた。大関とりの熱海富士は高安を押し倒して7勝2敗。目安の12勝には残り6日で5勝が必要である。十両では輝が全勝対決で嘉陽を押し出して9連勝、ただ一人の全勝を守った。幕下は天昇山が竜翔を寄り切って5連勝、三段目は大鵬の孫・納谷が藤乃若を押し出して5連勝としている。

  • 09/21藤ノ川が2敗対決で琴櫻を上手投げ「辛抱して、止まらないことだけを考えた」 新関脇で2度目の大関撃破

    新関脇の藤ノ川が九日目、大関・琴櫻との2敗同士の一番を上手投げで制し、7勝2敗とした。琴櫻に土俵際まで押し込まれながら踏みとどまり、左四つになると思い切りのいい投げで大関を転がした。「辛抱して、止まらないことだけを考えた」と息を弾ませ、館内の大歓声については「力に変えています」。6日目の安青錦に続いて、新三役の場所で2度目の大関撃破である。5日目から5連勝で、勝ち越しまであと1勝。琴櫻には過去1勝2敗だった。敗れた琴櫻は前日の伯乃富士戦に続く連敗で6勝3敗となり、優勝争いから一歩後退した。大関・安青錦は義ノ富士を掬い投げで下して6勝3敗。小結の伯乃富士は琴栄峰を寄り切って3勝6敗としている。

  • 09/21大の里、初顔の藤凌駕を引き落としてただ一人の勝ち越し 2敗は熱海富士・藤ノ川・美ノ海・金峰山の4人

    横綱・大の里が九日目、初顔合わせの前頭四枚目・藤凌駕を引き落としで下し、8勝1敗で勝ち越しを決めた。九日目で勝ち越したのは幕内でただ一人。4日目に高安に敗れてからは5連勝で、単独首位を守っている。2敗で追うのは4人。関脇の熱海富士は高安の右差しから下手投げにぐらつきながら立て直し、離れてから押し倒して7勝2敗。もう一人の関脇・藤ノ川は琴櫻との2敗対決を上手投げで制した。平幕では美ノ海が狼雅を押し出し、金峰山が千代翔馬を押し倒して、それぞれ7勝2敗。一方、2敗だった朝乃山は隆の勝に引き落とされ、宇良は欧勝馬に叩き込まれ、新入幕の寿之富士は若元春に寄り切られて、いずれも3敗目。3敗は琴櫻、安青錦を含めて9人となった。10日目は大の里が伯乃富士、熱海富士が琴櫻と対戦する。

2026.09.20

  • 09/20熱海富士は土俵際の突き落としで6勝目、藤ノ川は高安を押し出して4連勝 十両は輝が8連勝で単独全勝

    関脇2人がそろって6勝2敗で中日を折り返した。大関とりの熱海富士は前頭筆頭の琴栄峰に攻め込まれながら、土俵際で突き落として連敗を免れた。昇進の目安とされる12勝には残り7日で6勝が必要になる。新関脇の藤ノ川は高安との突っ張りの応酬から懐に入って押し出し、5日目からの4連勝。新三役の場所で早くも6勝目である。大関・安青錦は小結の大栄翔を寄り切って5勝3敗とし、大栄翔は2勝6敗。平幕では宇良が一山本をとったりで下し、朝乃山は獅司を寄り切り、金峰山は藤青雲を寄り切り、新入幕の寿之富士は十両の御嶽海を寄り倒して、4人が6勝2敗を守った。正代は朝翠龍を叩き込んで2連勝。十両では嘉陽が竜電に寄り切られて初黒星を喫し、輝が時不動を押し出して8連勝、ただ一人の全勝になった。9日目はその輝と嘉陽が当たる。幕下では天昇山が長内を極め倒して4連勝としている。

  • 09/20霧島、美ノ海に押し倒されて3敗目 黒星はすべて平幕相手で綱とりは絶望的に

    2場所連続の綱とりに挑む大関・霧島が中日、前頭三枚目の美ノ海に押し倒されて5勝3敗となった。美ノ海の圧力に後退し、体勢を崩して倒れるように土俵を割った。美ノ海には名古屋場所でも突き落としで敗れており、これで通算1勝3敗と完全に苦手にしている。3日目の高安、6日目の義ノ富士、そして中日の美ノ海と、3つの黒星はいずれも平幕相手。審判部が求めたのは「高いレベルでの優勝」で、後半に横綱、大関、関脇との対戦を残して3敗となった今、場所後の横綱昇進は絶望的である。前日、豪ノ山を下して連敗を止めた霧島は「今日はしっかり当たっていこう。それしか考えていなかった」と話していたが、それを白星につなげられなかった。美ノ海は大関を破って6勝2敗、2敗グループに踏みとどまっている。

  • 09/20大の里が隆の勝を寄り切って単独首位 琴櫻は新小結・伯乃富士に押し出されて2敗目

    中日の結び、横綱・大の里が前頭四枚目の隆の勝を万全の寄り切りで下して7勝1敗とし、優勝争いの単独首位に立った。直前の一番で大関・琴櫻が新小結の伯乃富士に敗れたためで、1敗は横綱ただ一人になった。琴櫻は立ち合いで当たり負けして引いてしまい、一気に押し出された。伯乃富士にはこれが2勝目で、通算では3勝3敗の五分に戻している。左足首が万全でない中で1敗で中日を迎えたのは優勝した2024年九州場所以来だったが、ここで足踏みした。2敗は琴櫻のほか、熱海富士、藤ノ川、美ノ海、朝乃山、宇良、金峰山、寿之富士の8人。大の里は去年の秋場所以来の優勝へ、後半戦を1差のリードで折り返す。

2026.09.19

  • 09/19正代と一山本、7日目にようやく初白星「長かった」「今年イチかも」 藤ノ川は小結2人を連破

    初日から6連敗だった元大関・正代が七日目、宇良を叩き込んで今場所初めての白星を挙げた。「長かった。ここまでは充実していなかった。初日が出てよかった」と話した。同じく6連敗だった一山本も錦富士を押し倒して初白星。「めちゃくちゃ良かった。今年イチかも。うれしい。長かった」と喜んだ。湘南乃海も十両の風賢央を上手投げで下して初日を出し、幕内から0勝7敗はいなくなった。三役では、新関脇の藤ノ川が大栄翔を押し出して5勝2敗。前日の安青錦に続き、小結2人を続けて破っている。もう一人の新三役、伯乃富士は琴勝峰に寄り倒されて1勝6敗と苦しい。十両では嘉陽が錦木を叩き込んで7連勝。輝も7連勝で、全勝は2人である。三段目では大鵬の孫・納谷が天惠を叩き込んで4連勝としている。

  • 09/19安青錦、熱海富士を寄り切って3連敗ストップ 「絶対に負けられない」と臨んだ熱海富士は2敗目

    大関・安青錦が七日目、大関とりの関脇・熱海富士を寄り切って3連敗を止め、4勝3敗とした。熱海富士にとっては、名古屋場所の優勝決定戦と今年の初場所でともに敗れている相手で、場所前には「この一番だけは絶対に負けられない」と話していた一番だった。立ち合いから前に出る熱海富士の相撲を安青錦が受け止め、最後は寄り切り。熱海富士は2敗目で5勝2敗となり、昇進の目安とされる12勝には残り8日で7勝が必要になる。綱とりの霧島は苦手にしていた豪ノ山をとったりで下して5勝2敗。前日の2敗目について「昨日は昨日。今日はしっかり」と切り替えを口にした。安青錦は初日から3連勝、3連敗、そして白星と、場所前の稽古不足がそのまま星に出る形で中盤に入っている。

  • 09/19大の里、1敗対決で美ノ海に完勝「いい相撲が取れた」 首位は琴櫻と2人に

    横綱・大の里が七日目、5勝1敗同士の一番で前頭三枚目の美ノ海を押し出し、6勝1敗とした。両手で突き放しながら相手を前に置き続け、一度も懐に入らせない横綱相撲。支度部屋では「いい相撲が取れた。向こうもいい流れできていたが、対応できた。またあしたから集中していく」と話した。尾上審判長は「今日みたいな相撲を取れば大丈夫」と評している。同じ日、大関・琴櫻も藤凌駕を肩透かしで下して6勝1敗。前日まで7人いた1敗は、横綱と大関の2人だけになった。琴櫻は「毎日言っているが、その日の一番に集中して、やれることを準備しているだけ」と淡々としている。去年の秋場所以来となる優勝へ、大の里は中日の隆の勝戦を迎える。

2026.09.18

  • 09/181敗は7人 大の里・琴櫻・熱海富士に、寿之富士は新入幕で5連勝 中盤戦へ

    6日目を終えて、幕内の1敗は7人になった。横綱・大の里は豪ノ山の出足を頭で押さえて叩き込み、大関・琴櫻は隆の勝の突っ張りを下からあてがって突き出し、関脇・熱海富士は琴勝峰を押し出した。三役の上位3人に、朝乃山、宇良、美ノ海、そして新入幕の寿之富士が並ぶ。寿之富士は初日から2連敗のあと、兄弟幕内の朝翠龍・朝紅龍、湘南乃海に続いてこの日は千代翔馬を寄り倒し、5連勝で5勝1敗。初めての幕内で優勝争いの一角にいる。小結対決は大栄翔が伯乃富士を叩き込んで2勝目、伯乃富士は1勝5敗。前頭筆頭の琴栄峰は、霧島と大の里を連日倒した高安を押し出している。十両では不戦敗明けの生田目が時不動を突き落として白星、新十両の丹治は5勝1敗。幕下では番付に載って6場所目の天昇山が若雅を引き落として3連勝としている。

  • 09/18安青錦、新関脇・藤ノ川に二本差されて3連敗 大関復帰の場所で3勝3敗

    大関に復帰した安青錦が六日目、新関脇の藤ノ川に寄り切られて3連敗を喫した。左上手を取って頭をつける形をつくったが、藤ノ川の掬い投げで体勢を崩され、最後は二本差されて寄り切られた。初日から3連勝のあと、四日目に伯乃富士、五日目に豪ノ山、そしてこの日と続けて敗れ、3勝3敗。名古屋場所で痛めた左足について「まだ万全じゃない」と話していた場所で、押されると足が残らない負け方が続いている。藤ノ川にとっては、新関脇で迎えた場所で初めて大関を破っての4勝目。京都府出身では百九十八年ぶりの新三役が、初日の義ノ富士戦に続いてもう一つ大きな白星を手にした。

  • 09/18霧島、義ノ富士の逆転上手投げで2敗目 綱とりは早くも正念場

    綱とりの大関・霧島が六日目、前頭二枚目の義ノ富士に上手投げで敗れて2敗目を喫した。左を差して前に出たが残され、土俵際で逆転の上手投げを食らった。義ノ富士は初日から5連敗で、この日が今場所初めての白星である。霧島は三日目に高安の引き落としで初黒星を喫したあと、隆の勝、琴栄峰を下して立て直していたが、序盤6日で2敗。先場所まで二場所続けて優勝同点で終わり、昇進には高いレベルでの優勝が求められているだけに、残り9日で許される黒星はほとんど無い。同じ日、大関とりの関脇・熱海富士は琴勝峰を押し出して5勝1敗を守り、こちらは大の里、琴櫻と並んで首位を走っている。

2026.09.17

  • 09/17新入幕・寿之富士、0勝2敗から4連勝で首位タイ 藤ノ川は3勝目、生田目は不戦敗

    新入幕の寿之富士が五日目、湘南乃海を寄り切って4連勝とした。初日、二日目と連敗したところから、兄弟幕内の朝翠龍、朝紅龍を続けて破り、この日も勝って4勝1敗。初めての幕内で早くも首位に並んでいる。三役まわりでは、新関脇の藤ノ川が伯乃富士を押し出して3勝目。伯乃富士は前日に安青錦を破ったものの、これで1勝4敗となった。前頭筆頭の琴勝峰は、霧島と大の里を連日倒した高安を押し出して2勝目を挙げている。十両では生田目が丹治に不戦敗を喫した。幕下では幕下筆頭同士の一番で、旭富士が西ノ龍を上手投げで下して2勝1敗。三段目では大鵬の孫・納谷が北乃庄を突き落として3連勝としている。

  • 09/17全勝消える 琴櫻が美ノ海に初黒星、安青錦は「圧力負け」で2連敗 首位に9人

    五日目で幕内から全勝がいなくなった。ただひとり無傷だった大関・琴櫻は前頭三枚目の美ノ海に押し出されて初黒星。前日「褒められたものではない」と自ら内容を戒めていた矢先だった。大関・安青錦は豪ノ山の一気の押しに全く対応できずに押し倒され、伯乃富士戦に続く2連敗。「圧力負け。良くなかった」と短く語った。左足の不安を抱えながらの場所で、初日から3連勝のあと連敗である。一方、綱とりの霧島は隆の勝を送り出し、大関とりの熱海富士は大栄翔を押し出して、ともに4勝1敗。首位には大の里、霧島、琴櫻、熱海富士に、朝乃山、宇良、狼雅、美ノ海、そして新入幕の寿之富士を加えた9人が並んだ。序盤5日で横綱・大関の4人全員が1敗以上を喫し、優勝争いは中盤へ持ち越しとなる。

  • 09/17大の里、過去4戦全敗の義ノ富士に右差しで完勝「明日から自分の相撲を」 浅香山審判長「慌てなければ重さも伝わる」

    横綱・大の里が五日目、不戦敗を含めて過去4戦全敗だった前頭二枚目・義ノ富士を寄り切って4勝目を挙げた。前日は高安の当たりに引いて初黒星。連敗が許されない場面で、右を差して前に出る自分の形をつくり、退かずに寄り切った。本人は「ああいう負け方をしたので、しっかり考えていった」と振り返り、「また明日から自分の相撲を取れるように、頑張っていきます」と話した。審判部の浅香山部長は「今日はしっかり前に攻められていたので、良かったのでは。慌てなければ相手に重さも伝わる」と評価し、合い口の悪さについては「そういう相手に対して当たって、いい相撲を取れたのは次につながる」と述べた。この日、全勝だった琴櫻が敗れたため、大の里は4勝1敗で首位に並んでいる。

2026.09.16

  • 09/16新入幕・寿之富士が兄弟幕内を2日続けて撃破、0勝2敗から3勝1敗 三役では大栄翔と琴勝峰が初白星

    新入幕の寿之富士が四日目、朝紅龍を上手投げで下した。前日には弟の朝翠龍に同じ上手投げで勝っており、史上14組目の兄弟幕内を2日続けて撃破したことになる。初日、二日目と連敗したところから3連勝で、3勝1敗まで星を戻した。朝翠龍は十両の一意を肩透かしで下して3勝1敗を守っている。三役まわりでは、新関脇の藤ノ川が琴勝峰に押し出されて2勝2敗。琴勝峰にはこれが4日目にしての初白星である。小結の大栄翔は義ノ富士を突き倒して初白星を挙げた一方、義ノ富士は4連敗と苦しい。十両では元大関の御嶽海が白熊を引き落とし、玉鷲は旭海雄を小手投げで下して、ベテラン2人がそろって初白星をつかんだ。

  • 09/16安青錦、6戦全勝だった伯乃富士に初黒星「相手の方がうまかった」 全勝は琴櫻ひとりに

    大関・安青錦が四日目、新小結の伯乃富士に押し出されて初黒星を喫した。伯乃富士には過去6戦全勝で、これが初めての敗戦になる。激しい攻めを受け、投げをこらえられて最後は押し出された。支度部屋では「相手の方がうまかった。切り替えてやる」とだけ話した。伯乃富士にとっては新小結で迎えた場所の初白星で、初日から3連敗のあとに大関を倒しての一勝である。これで幕内の全勝は大関・琴櫻ひとりになった。琴櫻は豪ノ山を上手投げで下して4連勝としたが、「内容は褒められたものではない。まだ序盤。気を抜かずにしっかりと」と引き締めている。綱とりの霧島は琴栄峰を寄り切り、大関とりの熱海富士は藤凌駕を押し倒して、大の里、安青錦とともに1敗で並んだ。4日目を終えて1敗は16人。混戦のまま中盤に入る。

  • 09/16大の里に初黒星、高安が霧島に続いて2日連続で上位撃破 八角理事長「横綱の当たりが弱い」

    結びで横綱・大の里が前頭二枚目の高安に突き倒され、初黒星を喫した。立ち合いで高安の強烈な当たりにはじかれ、猛攻に後退して引いてしまい、回り込んだところで土俵下へ落ちた。前日に綱とりの霧島を引き落とした高安が、2日続けて上位を倒しての金星である。八角理事長は「横綱の当たりが弱い」と指摘した。大の里は「ああいう形になってしまった。前に出る意識を持って、またしっかりやっていく」と話している。初日から二日目、三日目と前に出る相撲で立て直してきたが、当たり負けから引く形がまた出た。三十六歳の高安はこれで2勝2敗。三日目の霧島戦に続き、上位との対戦圏でその重い当たりが効いている。

2026.09.15

  • 09/15上位に当たる力士は軒並み白星なし 小結2人と義ノ富士・琴勝峰が3連敗、藤ノ川は2勝目

    三日目を終えて、上位と当たる位置の力士が軒並み苦しんでいる。小結の大栄翔は琴櫻に、伯乃富士は藤凌駕にそれぞれ敗れて三連敗。前頭二枚目の義ノ富士は美ノ海に押し出され、前頭筆頭の琴勝峰は安青錦に逆転されて、こちらも三連敗である。新小結の伯乃富士は初日の美ノ海、二日目の霧島に続いての黒星で、初めての三役の壁に直面している。一方、新関脇の藤ノ川は豪ノ山を押し出して二勝目を挙げ、三役の中でひとり踏みとどまった。幕内下位では、新入幕同士の一番で寿之富士が朝翠龍を上手投げで下して初白星。朝翠龍の兄・朝紅龍は正代を押し出して三連勝としている。十両では元大関の御嶽海が北の若に敗れて三連敗、玉鷲も阿武剋に寄り切られて三連敗と、ベテラン二人が苦しいスタートになった。

  • 09/15安青錦、後ろを向いてから逆転の3連勝「危なかった。先に体が動いてくれた」 大の里は電車道

    大関に復帰した安青錦が三日目、過去一勝三敗と分の悪い琴勝峰を渡し込みで下して三連勝とした。立ち合いから攻勢をかけられ、もろ手突きからのいなしで後ろを向く場面もあったが、素早く体勢を立て直し、足技を出しながら追いつめて勝ち切った。支度部屋では大粒の汗をぬぐいながら「危なかった。慌てましたよね。危ないと思って、先に体が動いてくれた。反応が良かった」と振り返り、名古屋場所で痛めた左足については「まだ万全じゃない。今のところは大丈夫です。やれることはやっている」と慎重に話した。舞の海氏は「毎回ピンチになるのは苦手意識があるんでしょうね。そのぶん、この勝利は大きい」と評した。結びでは大の里が初顔の琴栄峰をもろ手突きから挟み込むように一気に押し出し、今年の初場所以来となる初日からの三連勝。琴櫻も大栄翔の激しい攻めを土俵際で左からはたき込んで三連勝とし、横綱と大関二人がそろって無傷で序盤を折り返している。三連勝はこの三人に隆の勝、藤青雲、朝紅龍を加えた六人である。

  • 09/15霧島、高安の引き落としで初黒星 舞の海氏「この負け方は理解できない。足が全く出ていなかった」

    綱とりの大関・霧島が三日目、前頭二枚目の高安に引き落とされて初黒星を喫した。立ち合いから押して出た高安をいなしながら対応しているように見えたが、離れてから前に出たところで高安が引き技を見せ、土俵中央で手をついた。三日目までに黒星がつくのは三場所ぶりである。NHKで解説した舞の海秀平氏は「高安の当たりもうまくいなしているように見えていた。この負け方は私には理解できない。足が全く出ていなかった」と話した。先場所まで二場所続けて優勝同点に終わっている霧島には、昇進に向けて高いレベルでの優勝が求められており、序盤の一敗は軽くない。同じく大関とりの関脇・熱海富士も、前頭四枚目の隆の勝に立ち合いから圧力をかけて前に出ながら、土俵際で逆転の突き落としを食らって外へ飛び出した。隆の勝にはこれで三連敗。昇進の目安とされる十二勝には、残り十二日で十勝が必要になる。

2026.09.14

  • 09/14藤ノ川、もろ差しから寄り倒されて初黒星 小結の大栄翔と伯乃富士はそろって2連敗

    新関脇の藤ノ川は二日目、西前頭筆頭の琴栄峰に敗れて初黒星となった。鋭い立ち合いで相手の懐に入り、もろ差しの形になりながら、体を入れ替えられて寄り倒された。琴栄峰にはこれが今場所の初白星である。小結の2人はさらに苦しい。大栄翔は豪ノ山の引っ掛けに落ちて2連敗、伯乃富士は霧島に寄り倒されて2連敗と、三役の下2つはそろって白星がない。平幕では前頭筆頭の琴勝峰も大の里に敗れて2連敗で、上位に当たる位置の力士は軒並み星を落としている。一方、兄弟幕内の朝翠龍と朝紅龍は2日続けてそろって白星。十両の土俵に上がった幕下筆頭の旭富士は栃大海に上手投げで敗れ、番付に載ってから初めての黒星を喫した。

  • 09/14霧島は1分超の相撲で2連勝、八角理事長「攻めが遅いと隙を与える」 熱海富士には「強いよね」

    綱とりの霧島は二日目、新小結の伯乃富士に左を差して右を抱えて我慢し、両まわしを取ってから一気に出て寄り倒した。1分を超える相撲で2連勝である。八角理事長は「慌てないで引きつけて、ゆっくり出たのがよかった」と評価する一方、「それまでに時間がかかりすぎた。前に出ながらまわしを取らないと。攻めが遅いと、相手に隙を与える」と注文をつけ、「本人からしたら、必死なんだと思う」と心中を察した。先場所まで二場所続けて優勝同点で終わっている霧島には、高いレベルでの優勝が求められている。大関とりの熱海富士は美ノ海に左を差されかけても構わず前に出て、差し込んだ右を突きつけるように押し出した。八角理事長は「強いよね。自分の相撲を取り切っている。うまい力士に馬力がある相撲は強いよね」「期待しているよ」と語り、浅香山部長も「あの重さで体を寄せ付けられるとね。反応がいい。こういう相撲が続くと自信になると思います」と話した。安青錦は高安を寄り切り、琴櫻は義ノ富士を上手投げで下して、大関3人がそろって2連勝としている。

  • 09/14大の里、前に出て2連勝 浅香山審判長「上に跳んでしまうのが気になる」

    大の里が二日目、前頭筆頭の琴勝峰を押し出して2連勝とした。初日は引いてはたく悪い癖が出ての辛勝だったが、この日は当たりを受け止めてから前に出て勝ち切り、初日から連勝で入るのは四場所ぶりとなる。土俵際では前のめりになり、跳んでいる間に相手が土俵下へ落ちる際どい形ではあった。本人は「しっかり集中してやれて良かった。土俵際はああいう形になってしまったけど、攻める意識は昨日より出ていた」と話し、「一日一番しっかり集中して、また明日に向けてやっていきたい」と続けた。審判部の浅香山部長は「前に行こうとする気持ちで相撲を取っていた」と攻めの姿勢を認めたうえで、「上に跳んでしまうのが気になる。昨日も引いて跳んで。危ない。腰を落として構えて取れたらいいと思うけど」と注文をつけ、「徐々にペースを上げて、慌てず自分の相撲を取れるようになればいい」と話した。

2026.09.13

  • 09/13朝翠龍が新入幕白星 兄・朝紅龍と初めて力水をつけ合い、兄弟そろって白星発進

    新入幕の朝翠龍が初日、千代翔馬を寄り切って白星発進した。立ち合いから頭で当たり、左をのぞかせて力強く寄り切った一番で、「かち上げを食らっても上体が起きずに、いい相撲を取れた」「楽しみにしていた。うれしい。好スタートが切れた」と喜んだ。同じ高砂部屋の兄・朝紅龍とは初めて力水をつけ合い、土俵入りも一緒に行った。「気分が良かった。兄貴も緊張していたと思うけど。切磋琢磨して良い関係になれば。ライバル意識を持って」。その兄も翔猿を下手投げで下し、史上十四組目の兄弟幕内は二人そろっての白星となった。もう一人の新入幕、寿之富士は時疾風に掬い投げで敗れている。

  • 09/13藤ノ川、六度目の対戦で義ノ富士に初勝利 「いつまでも苦手とは言っていられない」

    新関脇の藤ノ川が、初日に西前頭二枚目の義ノ富士を寄り切って白星発進した。義ノ富士には過去五戦全敗で、六度目の対戦で初めての勝利となる。立ち合いで右を差してすかさず掬い投げを仕掛け、相手の小手投げに揺らぎながらも、左で渡し込みつつ寄り切った。「勝てて良かった。あの掬い投げがあったから、最後寄り切ることができた」と振り返り、「いつまでも苦手とは言っていられない。そこで勝てないと二桁は勝てない」と語った。二十一歳の新三役は、京都府出身では百九十八年ぶり。一方、同じく初めての三役となる新小結・伯乃富士は、美ノ海に寄り切られて黒星だった。

  • 09/13一人横綱の初日、大の里は辛勝 舞の海氏「勝ち方を忘れてしまったんじゃないか」

    豊昇龍の休場で一人横綱として迎えた初日、大の里は結びで小結・大栄翔を叩き込みで下した。ただ内容は苦しい。立ち合いで右を差せずに引く悪い癖が出て、二度土俵際まで押し込まれ、飛び上がるように叩いてようやく決めた一番だった。本人は「ヒヤッとした。良くない部分もあると思う。しっかり修正して明日やっていく」と反省を先に口にしている。それでも初日の白星は初場所以来、八か月ぶりのことである。場所前から稽古を見てきた舞の海秀平氏は「悩んでますね。本人もどう相撲を取ったらいいか。相撲の取り方、勝ち方を忘れてしまったんじゃないかなと思うぐらい心配」と話し、「もがき苦しみながら稽古しているように見えた」とも述べた。綱とりの霧島も琴勝峰の突っ張りに土俵際まで追い込まれてからの上手投げで、「いきなりバタバタした」と苦笑い。上位陣は全員白星だが、横綱と綱とり大関の二人には、初日から課題が残った。

2026.09.11

  • 09/11横綱・豊昇龍が秋場所を休場 七月に右ひざを手術、三場所連続

    横綱・豊昇龍が秋場所を休場することが、九月十一日に発表された。名古屋場所は十三日目を終えて七勝六敗としたところで右脚を痛め、十四日目から休場。場所後には右ひざの部分断裂で手術を受けていた。休場は三場所連続で、横綱在位十場所で五度目となる。初日からの休場は、横綱に昇進してから初めてのことである。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は「力を出せる状態に持っていけなかった。本人もひどく落ち込んでいる」と説明したうえで、「回復はしてきている。あまり離れても駄目だと思うし、早く稽古場に復帰させないと、と思っている」と話した。これで秋場所は、東の大の里がただ一人の横綱として土俵に上がることになる。初日の割からは、けがで長期離脱している前頭十二枚目の若隆景と、前頭十六枚目の若ノ勝も外れている。

2026.08.31

  • 08/31高安が前頭二枚目へ 七度目の敢闘賞から、三十六歳がふたたび上位へ

    三十六歳の高安が前頭二枚目に番付を上げた。名古屋場所は前頭七枚目で十一勝四敗を挙げ、自身七度目の敢闘賞を受賞。三賞の受賞はこれで通算十四回となり、歴代四位タイに並んでいる。二枚目は横綱・大関との対戦が組まれる位置で、元大関がふたたび上位の壁に挑むことになる。

  • 08/31朝翠龍と寿之富士が新入幕 兄・朝紅龍と史上十四組目の兄弟幕内

    秋場所は朝翠龍と寿之富士の二人が新入幕を果たす。二十六歳の朝翠龍は名古屋場所を東十両筆頭で十一勝四敗として幕内への切符をつかんだ。同じ高砂部屋の兄・朝紅龍も幕内におり、兄弟がそろって幕内に並ぶのは史上十四組目。直近では、今場所の東西の前頭筆頭に並んだ琴勝峰と琴栄峰の兄弟がいる。朝翠龍は日体大の出身で、横綱・大の里とは同期にあたる。「一つの目標としていたので、めちゃくちゃうれしい。番付表の文字が大きくなった」と喜び、大の里については「目標になるというか、そういう存在ですね」と語った。秋場所は「あまり考えすぎず、自分の相撲を取り切れるように」と勝ち越しを見据える。

  • 08/31安青錦、大関復帰も記念撮影は断る 「本割で決めると、どんな気持ちかを知りたい」

    大関に復帰した安青錦が会見に臨み、「特別な思いはない。上を目指す気持ちは変わっていない」と話した。新しい番付を手にしての恒例の記念撮影は「いらないでしょう。前も撮ったので」ときっぱり断り、元の地位を取り戻しただけだという構えをにじませた。名古屋場所は左足首と左足親指のけがに耐えての優勝で、夏巡業では患部の状態を見ながら相撲を取る稽古は行わず、基礎運動を中心に調整したという。「少しずつ良くなっている。やれることを精いっぱいやってきたから、それに対する不安はない」。三度の優勝はいずれも決定戦を制してのもので、二十二歳の大関は「本割で決めると、どんな気持ちかを知りたい」と語った。

  • 08/31伯乃富士が新小結 鳥取県出身では元横綱琴桜以来六十二年ぶりの三役

    二十三歳の伯乃富士が新小結に昇進した。鳥取県出身の新三役は、元横綱琴桜以来およそ六十二年ぶりだという。小学生のころ、その先人の名を冠した相撲大会に出たことが今につながっており、「相撲と自分を巡り合わせてくれた方。憧れの大先輩」と語る。新入幕で旋風を巻き起こしたあとは一進一退が続いたが、壁を一つ破って「あの頃は若さと勢いがあった。今の方が強い」と自信をのぞかせた。師匠の伊勢ケ浜親方は「勢いではなく、実力をつけて上がった」と評価し、「相撲センスは抜群にいい。前まわしを取って、止まらない相撲を完成できればもう怖いものはない」と期待を寄せている。本人は「一つの目標だったがゴールではない。優勝、大関昇進を目指してこれからやっていく」と述べた。

  • 08/31藤ノ川が新関脇 初土俵から二十二場所は歴代十位タイ、京都出身では百九十八年ぶり

    二十一歳の藤ノ川が新関脇となった。名古屋場所は東前頭筆頭で両横綱を破って殊勲賞。初土俵からの所要二十二場所は歴代十位タイの速さで、去年の名古屋場所での新入幕から一年ほどでの三役入りとなる。京都府出身の新三役は、一八二八年の緋縅以来およそ百九十八年ぶりだという。会見では「新三役は今年の目標でもあった。実現できてうれしい」と喜び、「入門した時は上がれると思ってなかった。頑張って稽古をしてきて良かった」と振り返った。秋場所の目標は「勝ち越しです。お客さんが喜ぶような相撲を取れればいい」。

  • 08/31霧島は二場所連続の綱取り 二場所続けて十二勝、決定戦に進みながら賜杯に届かず

    大関・霧島は、名古屋場所に続いて秋場所も綱取りに挑む。五月場所、名古屋場所とも十二勝三敗で優勝決定戦に進みながら、いずれも賜杯には届かなかった。浅香山部長は横綱昇進には高い水準の内容と成績が求められるとしたうえで、「いい相撲が続いている。これを続けてほしい」と述べている。三十歳。二場所連続で決定戦の舞台に立ちながら勝ち切れていないだけに、今場所は結果そのものが問われる。

  • 08/31熱海富士が大関取りの場所へ 審判部長「十分そういう場所になるだろう」

    関脇・熱海富士が、秋場所を大関取りの場所として迎える。新関脇だった五月場所で九勝、名古屋場所で十二勝と直近二場所で計二十一勝。昇進の目安とされる直近三場所合計三十三勝に届かせるには、秋場所で十二勝以上が必要になる。番付編成を担う審判部の浅香山部長は名古屋場所千秋楽の時点で「十分そういう場所になるだろう」と述べ、「今場所のような相撲を取れば、何も言われないくらいのいい結果を残せる」と期待を寄せていた。二十三歳。名古屋場所では本割で安青錦を破りながら、決定戦で初優勝を逃している。

  • 08/31秋場所の新番付発表 — 安青錦が大関に復帰、藤ノ川と伯乃富士が初の三役

    日本相撲協会は八月三十一日、秋場所の新番付を発表した。名古屋場所で三度目の優勝を果たした安青錦が、大関陥落直後の場所で十勝以上という特例で大関に復帰。霧島とともに東西の大関に座り、番付の顔ぶれが大きく動いた。三役では前頭筆頭で二つの金星を挙げた藤ノ川が関脇に、三枚目で九勝の伯乃富士が小結に上がり、ともに初めての三役となる。四枚目で十勝の大栄翔も小結に返り咲いた。両横綱はけがから復帰して九勝を挙げた大の里が東の正位に座り、途中休場した豊昇龍が西に回っている。

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